まつげエクステでもパッチテストがあるのですが、意外と受けるお客様は少ないですよね。
つけてからグルーアレルギーが発生しても、まつげエクステは特殊な接着剤を使って装着しているので、お客様ご自身でまつげエクステを外すことはできません。
ですので、新規でまつげエクステをされるお客様にはなるべくパッチテストを。

まつげエクステとは？

自まつげに特殊な接着剤を使って人口毛（エクステ）を装着させることです。
これにより目が大きく見え、顔の印象が大きく変わります。
朝のメイク時間短縮や、マスカラ、つけまつげより自然で違和感がないことから幅広い年齢層に支持されています。

通常の施術では、自まつげ1本に対して人口毛を1本装着させる施術方法が多いのですが、最近では自まつげ1本に対して極細の人口毛数本を扇状に広げて束で装着させる施術方法を取り入れているサロンも多くなってきました。

これは、通常の施術方法より技術のいる施術なので、料金は高めですが少ない自まつげの方でもボリュームアップが可能なので人気が高いです。

まつげエクステに使用している人口毛は特に問題ないのですが、装着する際に使用している接着剤ことグルーは、人によって合う合わないがあるので注意が必要。

グルーアレルギーとは？

まつげエクステに使われている接着剤であるグルーは、主成分に揮発性のものを使用しています。
グルーを使って、エクステが自まつげに接着する際、アレルギー物質の一つであるホルムアルデヒドが微量ではありますが発生します。

これはブロアやエアーコンプレッサーなどで吹き飛ばすことができるのですが、刺激の強いグルーを使用すると発生する量も増えるので、アレルギー反応を起こす可能性が上がるため敏感な方は注意が必要です。

この他にも、着色成分として配合されているカーボンでアレルギー反応を起こされる方もいらっしゃいますが、その場合はノンカーボングルーでの対応で回避が可能となっています。

アレルギー症状としては
・目の周りのかぶれ
・瞼の腫れ
・目の周りや目の痒み
・目の充血
・目の周りの発疹
・目の周りの痛み
などがあります。

化粧水や乳液といった基礎化粧品などでかぶれた経験がある方は、刺激の強いグルーは避けた方が無難です。
どうしても持続性重視で刺激の強いグルーでの施術を望まれる方は、先にパッチテストすると安心ですよ。

まつげエクステのパッチテスト

グルーアレルギーの心配がある方は、有料のサロンが多いですが1度パッチテストをしてみましょう。
まつげエクステのパッチテストで多いのが、両目に数本ずつエクステをつけて48時間おく方法です。

少ない本数のエクステをつけて様子を見て、問題なければ48時間以降に通常の施術が受けられます。
現在のサロンではこの簡易的なパッチテストを行っているところが多いようですが、この他にもパッチテストユニットを使ったパッチテストがありますよ。

パッチテストユニットを使った方法
・専用のろ紙にうすく伸ばしたグルーを少量塗布し、2時間以上硬化させます。（このとき、完全に乾いているか確認をしてください。）
・次に専用のアルミチャンバーユニットに先ほどグルーを硬化させたろ紙をセットし、二の腕の内側に貼ります。
・二の腕の内側に貼ったパッチテストユニットを24時間後に剥がし、赤みや腫れなどがないか皮膚の状態を確認します。（貼っていたテープで皮膚に赤みが出ることがあるので剥がしてから1時間後に皮膚の状態を見るのがおすすめです。）
特に異常がなければ、通常の施術が可能です。

パッチテストを貼っている間の24時間以内で、グルー接触部位にかゆみや刺激、腫れなどの異常があった場合はすぐ剥がして接触部位を洗い流すようにしてください。

パッチテストユニットが使えない方もいます

パッチテストユニットは、残念ながら誰でもできるわけではありません。
次のような方は、トラブルに繋がる恐れがあるのでご注意を。

・現在、皮膚に疾患症状が見受けられる方（例えば、皮膚のかぶれや湿疹、アトピー性皮膚炎など）
・パッチテストユニットを貼る部位である二の腕の内側に皮膚異常が見受けられる方
・薬物や金属アレルギーがある方
・日頃から発疹や蕁麻疹、かゆみ、かぶれ、腫れなどといったアレルギー反応が起こりやすいお肌が敏感な方
・健康維持のためや現在病気の治療中のために医療機関で処置を受けられている方あるいは、医療機関等で治療を行った方が良いと見受けられる方
・現在、疾患がある方（肝機能、腎機能、糖代謝、脂質代謝、循環器系、呼吸器系、内分泌系、神経系、心臓といった部位や精神疾患）
・アルコールまたは薬物依存の方
・現在妊娠中や授乳中の方
・パッチテストをした日から遡って、14日以内にステロイドの外用剤や湿布などの薬剤を使用された方
・パッチテスト4ヶ月以内に他のパッチテストをされた方
・パッチテストをされる日に他のパッチテストをされている方、またはパッチテストをされている期間中に他のパッチテストを受ける予定のある方
・サロン側でパッチテストが不適切とされた方

以上、まつげエクステのパッチテストについてでした。


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