自まつげとエクステを装着するのに使用されている接着剤ことグルーですが、持続力の長けているものから刺激に敏感な方向けの低刺激のものまでと種類も様々。
ここではそれぞれのグルーの特徴をご紹介しつつ、エチルグルーについてまとめています。
お客様の体質や、用途に合わせてグルーを使い分け安全に施術を行いましょう。
目次
シアノアクリレートを主成分としたグルーは大きく分けて3種類
一般的にサロンで使用されているグルーには、主成分に「エチルシアノアクリレート」通称『エチル』と呼ばれるものや「ブチルシアノアアクリレート」通称『ブチル』、「エトキシエチルシアノアクリレート」通称『エトキシエチル』があります。
この他に、メチルシアノアクリレートを主成分としたグルーもありますが、こちらは刺激が強すぎてまつげエクステにはあまりおすすめできません。
海外製の強力グルーで、成分表示がきちんと表記されていない場合はトラブルを避けるためにも、メーカー側に確認するようにしてくださいね。
エチルグルー
エチルシアノアクリレートを主成分としたグルーで、分子が細かいので密着力も強く持続性も高いので、多くのサロンで使われているグルーです。
3種類の中で最も、摩擦(目を擦るなど)や衝撃(まつげエクステでは厳禁なうつ伏せ寝やシャワーの水圧など)に比較的強く持続力の高いグルーではありますが、多少刺激が強くしみやすく涙が出やすい方や敏感な方にはあまり向いていません。
ですが、速乾性に優れていて1〜2秒程度で仮硬化されるものなら、しみやすい方でも涙が出ず施術できることもあります。
ブチルグルー
ブチルシアノアクリレートを主成分としたグルーは、低刺激でエチルグルーに比べるとしみにくいとの利点から人気があります。
医療用グルーとして呼ばれているものは、このブチルシアノアクリレートが主成分となっていてアレルギーが出にくいグルーとして広まっています。
しかしながら、エチルグルーに比べるとブチルグルーは分子が大きく衝撃や摩擦に弱いというデメリットも。
そういった点でエチルグルーに比べると持続性に劣るところがあるので、エチルグルーが合わない方におすすめのグルーです。
エトキシエチルグルー
エトキシエチルシアノアクリレートを主成分としたグルーで、3種類の中で1番刺激が少ないグルーです。
しみやすい下まつげでの施術やセルフエクステを楽しまれる方、ブチルグルーもしみて合わない方におすすめのグルーとなっています。
1番刺激が少ない分エチルグルーやブチルグルーと比べると、持続力があまり良くはありません。
密着力が強く持続性が高いのはエチルグルー
上記でご紹介しましたグルーで接着力が高く持続性が強い順に並べると
エチルグルー>ブチルグルー>エトキシエチルグルー
の順になります。
これは刺激が強くしみやすい順にしても同じなので、お客様が求めるまつげエクステをしっかりカウンセリングで把握してからグルーを選びましょう。
エチルグルーは分子が細かく密着力に優れているので、少量のグルーでもピタッとくっつくのが特徴です。
エチルグルーは仮硬化も早い
ブチルグルーやエトキシエチルグルーに比べて、エチルグルーは硬化速度も早いものが多いです。
当店で販売しているエチルグルーだと、硬化速度の早いものだと仮硬化が1~2秒で始まります。
硬化速度の遅いものだとグルーが仮硬化するまで、自まつげにエクステを沿わせて数秒待っていなくてはならなかったのですが、1~2秒で仮硬化すれば施術時間の短縮につながりサクサク作業ができるので、施術者側のストレスも軽減されますよ。
施術時間が短くすむと、ずっと同じ体制でいるお客様の負担も軽くなるのでリピートにも繋がりやすいです。
当店のエチルグルーは柔軟性にも優れています
従来のエチルグルーは、パキッとした接着面がどうしても気になっていましたが、当店で扱っているエチルグルーは見た目ブチルグルーの柔軟性と変わらない位です。
ですので、当店のエチルグルーを使って施術したまつげエクステは、手触りも良く付け心地の違和感も少なくなっています。
2mlの販売もありますので、エチルグルーを検討されている方はぜひ試してみてください。
お客様の体質や目的に合わせたグルーで施術を!
カウンセリング時に、お客様の体質や今までに合ったまつげエクステのトラブル(目が充血したやグルーがしみるなど)をしっかりと聞き出しましょう。
それを踏まえた上で、そのお客様がどのような目的でまつげエクステをつけられるのかをお聞きしてから、使うグルーをチョイスしてください。
お客様の今までに施術されたまつげエクステのお話を、カウンセリング時に聞き出すことによって、なりたいまつげエクステやそのお客様にとってのまつげエクステトラブルを把握するできるので、しっかりとカウンセリングも行うことが必要です。
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