まつげエクステのカウンセリングシートに、「以前他のサロンでグルーが目に入ったことがある」と書かれるお客様が稀にいらっしゃいます。
その大半のお客様は、目がしみていることで目にグルーが入ったと勘違いされている方が多いです。
では、グルーが目に入るとどんな症状が出るのでしょうか？
今回は万が一、目にグルーが入ったときの症状と、対処方法をご紹介しています。
目次
グルーが目に入るなんてあるの？
まつげエクステは、通常瞼を閉じた状態で施術するので目の中にグルーが入るなんてことは想定できません。
しかしながら、まつげエクステ施術中に熟睡し、急に瞼を開けられるお客様がいらっしゃるのも事実。
爆睡してハッとなり目を覚ますタイプのお客様が、まつげエクステの施術中であることを忘れて瞼を開けてしまうのです。
その際、施術者がグルーのついたエクステを瞼近くに持っていて、急に瞼が開いたことにビックリしエクステを落とすと、エクステごと瞼に入る危険性はなくはないですよね。
この他にも、施術中寝ぼけたお客様が瞼をこすると、仮硬化の始まっていないエクステが外れて瞼の粘膜に付着するという事態にも。
こういった最悪の事態に備えて、施術中に眠ることはNGにされているサロンもあります。
また施術者がアップテープを上げすぎて、瞼が開き気味の状態で施術をしているときも危険なので施術者側も気をつけてくださいね。
グルーが目に入るとどうなるの？
まつげエクステで使用しているグルーは、工業用のものから医療用のものまでに使われているシアノアクリレートを主成分としたグルーが多いです。
家庭用では、瞬間接着剤の主成分として配合されています。
シアノアクリレートは揮発性の成分なので、その空気が目に入るととてもしみます。（特にドライアイの方はしみやすいので、施術前にドライアイ用の目薬で目を潤しておくのもおすすめです。）
仮硬化時の空気が目に入っただけでもしみるのですが、グルー自体が目に入ると我慢なんてできるものではありません。
火傷のような激痛がはしり、施術続行は不可能となります。
グルーの揮発した空気が目に入ったときは
グルーの揮発した空気が目に入ると、グルーが目に入ったときのような激痛はないにしても、刺激に敏感な方や寝不足などで体調が万全でない方は目がしみて涙が出ます。
個人差はありますが、施術中ポロポロと涙が止まらない方も・・・
中には、自覚症状もなく涙を流すお客様もいらっしゃるので、しみやすく涙が出やすいお客様には、ブロアで乾かしながらの施術（グルー表面が乾くとしみるのがおさまるため）や次回から低刺激のグルーに変更してみるのも良いかと思います。
あまりにもしみて痛い方や瞼が腫れる方はグルーアレルギーの疑いもあるので、我慢せず施術者に伝えるようにしてください。
万が一、目の中にグルーが入ったら？
まつげエクステの施術中に万が一、目の中にグルーが入ってしまった場合は、即施術を中断し、すぐに流水で目を洗い流してください。
その後、まつげエクステに詳しい眼科を受診して、適切な処置をしてもらうようにしましょう。
万が一、グルーが目に入ったときは瞼や目を擦ってグルーを取るような行為は絶対しないように。
現在は眼科と提携して、まつげエクステを営業されているサロンも多くなっています。
提携されていないサロンの方は、まつげエクステに詳しい近くの眼科をピックアップしておくと万が一のときも安心です。
その際、必ず休診日も把握するようにしておいてくださいね。
グルーの他にエクステが目に入るなんてことも？
まつげエクステは、つけてから早ければ10日～2週間くらいでエクステの向きにバラツキがでてきます。
これにより、バラついたエクステが逆向きになり眼球に刺さるなんてことも・・・
目に入って痛いからとお客様によってはご自分でハサミを使って自まつげごとカットされる方もいらっしゃいます。
しかしながら、これは日頃からお客様ご自身でまつげエクステのちょっとした手入れをすることとと、サロンで定期的なメンテナンスを行うことで避けることが可能です。
ご自宅でお手入れする際は、洗顔後まつげエクステの水分をティッシュで軽くおさえて取った後にまつげエクステ用のスクリューブラシでまつげエクステの向きを整えると、バラツキが元に戻るので定期的にまつげエクステをされている方にはおすすめ。
きちんとグルーの成分を説明してから安全な施術を！
まつげエクステに使用しているグルーの成分をお客様に説明してから施術を行うと、お客様にも瞼が開いているとグルーがしみることを理解してもらえます。
説明不足だとグルーが目に入ったと勘違いされ、次から来店していただけなくなる可能性もありますよね。
施術中に爆睡されているお客様は、急に瞼が開くことも想定しておくと施術者側もビックリすることが少なく、心に余裕を持って施術が行えるので安全な施術が提供できます。
