まつげエクステに使用する「グルー」と呼ばれる接着剤は、開封してからなるべく早めに使い切らなければなりません。
一般的なグルーは開封後、約1ヶ月前後で交換が望ましいのですが、間違った保管方法でグルーを保管しているとグルーの使用期限はもっと短くなってしまいます。

また間違った保管方法のグルーを使用すると、接着力が落ちたりまつげエクステのモチが悪くなったりしてしまうことも。
そうなってしまうとサロンの評判にも響いてきてしまうので、適切な保管方法を知って正しく使いましょう。

まつげエクステのグルーは適切な温度で保管しよう

まつげエクステで使用しているグルーは、保管する温度と湿度にとても左右されるものです。
保管方法が悪いグルーは、容器内で固まってしまい、劣化が急激に進んでいきます。
適正保管温度を超えての保管は、まつげエクステの接着力が落ち、モチの悪さにも繋がるので、注意が必要です。
18～23℃前後での保管が理想的で、化粧品用の冷蔵庫での保管が向いているのですが、サロンには中々置いてはないですよね。

そこで冷蔵庫で保管されるサロンの方が多いのですが、大きい冷蔵庫で野菜室がある場合はそちらでの保管がおすすめです。
必ず、乾燥材を入れた光を通さないアルミ製の密閉袋に入れて封をしてから冷蔵庫でグルーを立てて保管するようにしましょう。
グルーを使用する時は30分～1時間前には冷蔵庫から取り出し、アルミ製の密閉袋に入れたままゆっくりと室温に戻してあげてくださいね。

冷蔵庫から真冬の暖房の効いた暖かい部屋では、温度差がありすぎてグルーが結露しやすくなるので、施術場所の温度管理も気をつけましょう。

使用期限が過ぎてなくてもドロドロに粘度が強いグルーは使わないようにしよう

保管方法が悪いと、使用期限が過ぎてなくてもグルーは劣化しドロドロになってきます。
元々最初から操作しやすいように多少粘度のあるグルーもありますが、開封した時より明らかにドロドロになっているグルーで施術しても接着面がダマになりやすく、まつげエクステの仕上がりやモチも悪くなるので使用しないようにしましょう。

この他にも、グルーをエクステにつけたら糸を引くような場合もグルーが劣化している証拠です。
特に真夏は冷房が効きにくく、グルーが劣化しやすいので気をつけましょう。

劣化したグルーは仮硬化にも時間がかかり、隣のエクステと絡む原因にも繋がります。
少し勿体ないですが、トラブルに繋がる恐れがあるのでドロドロのグルーは、破棄するようにしてくださいね。

まつげエクステで使うグルーをなるべく劣化させないために

施術中10分～15分位ごとにグルーを出されると思いますが、そのたびにグルーの蓋はしっかりと閉めるようにしてください。
また、まつげエクステで使うグルーの容器ノズルは、グルーを出すたびに毎回こまめに拭きましょう。

この時、ティッシュのような毛羽立ちやすいものは、ノズルにティッシュの繊維が付着しやすいのでおすすめできません。
キッチンペーパーのような毛羽立ちにくいもので、ノズルを拭いてくださいね。
ノズル内部にグルーが溜まっていると、蓋にグルーがくっつきグルーを開ける時や閉めるときに手間がかかるので、グルーの入っている容器中央部分を軽く押し拭き取っておきましょう。

グルーを置いているワゴンに、適当な大きさにカットしたキッチンペーパーを常備しておくと、作業がスムーズにできます。

グルーが詰まって出てこない場合は

使用期限は過ぎてないのに、グルーがノズルに詰まって出てこない時ってありますよね？
まだ入っているから使いたい気持ちは分かりますが、ノズルやカッターやハサミでカットするような行為は止めましょう。
付属のピンがある場合はいいですが、大体のグルーにはついていないのでグルーが詰まった時用に押しピンを用意しておくと便利。
押しピンをグルーのノズルに刺して詰まりを取って、使用してください。

詰まりを取って出したグルーが、ドロッとしている場合は残念ですがそのグルーを諦めて新しいグルーを開封して使用するようにしましょう。

グルーはこまめに購入しよう

まとめて買うと送料が安くなるからといって、大量にグルーを購入してもグルーには未開封でも消費期限があります。
商材会社や商品によってグルーの消費期限に違いはありますが、たくさん在庫を抱えても消費期限内に使い切らないと劣化してしまうのでご注意を。

きちんと保管して安全な施術を

グルーは在庫を把握し必要な分だけこまめに購入して、使用期限の過ぎたものや劣化が進んだものは使わないようにしましょう。
使用するたびにノズルに付着したグルーは、きちんと拭き取り蓋をしっかりと閉め閉店後はアルミ製の密閉袋に入れて冷蔵庫で保管すれば使用期限内は、安心してグルーを使えますよ。
劣化したグルーは、操作もしにくく作業時間にも影響が出てくるので適切な保管を怠らないように気をつけてくださいね。


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