サロン側からすると、コストのかかる商材はできれば安くすませたいですよね。
かといってまつげエクステに使用するエクステを安価なものにすると、付け心地や手触りが良くない・・・
じゃあ、まつげエクステに欠かせない接着剤であるグルーを見直そうと考えたことはありませんか?
ネットで探せば安いグルーは意外と多いもの。
海外製のものは、国産のものよりとても安く手に入って嬉しい!
ではなく、なぜそんなに安いのかを購入する前に1度ぜひ考えてみましょう。
目次
激安なグルーは海外製のグルーに多い
国産で販売しているまつげエクステ用のグルーは、材料費や安全面を考えた研究費、人件費などがかかるため、激安での販売は難しいとされています。
ですので、激安で販売されているグルーは海外で作られたものがほとんど。
日本でまつげエクステ用のグルーは『雑貨扱い』となっているため、成分表記されていなくても特に問題ありません。
そのため、何が配合されているのか全く分からないまま購入・・・
なんてことにも。
グルーの主成分として不向きな成分
日本製にこだわってグルーを作っている、まつげエクステの商材メーカーでは刺激が強すぎて現在では絶対に配合しない成分「メチルシアノアクリレート」も、海外ではグルーの主成分として使用している工場があります。
目元は、眼球や粘膜も近くとてもデリケートなので、グルートラブルを起こさないためにもメチルシアノアクリレートを主成分としたグルーは絶対に使わないようにしましょう。
主成分のわかるグルーを使おう!
海外製のグルーにも素晴らしいものはたくさんあるかと思いますが、海外製の安くて主成分が明確にされていないグルーは、避けた方が無難です。
主成分が分からないグルーをお客様に使用して、アレルギー反応が出た場合、アレルギー源の特定ができません。
また何が配合されているか分からないので、どんなアレルギー症状が出るかも予測できず、使用するにはリスクが高いです。
ですので必ず、主成分が分かっているものを購入をしてくださいね。
国産グルーに使われている成分
現在国産でよく作られている、まつげエクステ用グルーの主成分がこちらです。
エチルシアノアクリレート(エチルグルー)
分子が細かく、密着力が高いため速乾性や持続性に優れている。
多少刺激や臭いがあるため、アレルギー体質の方や敏感な方には不向き。
ブチルシアノアクリレート(ブチルグルー)
医療でも使われる成分で、刺激が少なくアレルギー反応が起こりにくい。
エチルシアノアクリレートに比べると分子が大きく密着力が弱いため、持続力に若干欠けるが柔軟性に優れている。(接着面を多くとるなどで持続力をカバーできる。)
エトキシエチルシアノアクリレート(エトキシエチルグルー)
3種類の中で1番刺激が少なく、しみないグルーといわれていて持続力も弱い。
硬化スピードも1番ゆっくりで、刺激がほぼなく無臭なのでセルフエクステを楽しむ方にも使えるグルー。
ご紹介しました主成分の他に、着色成分や増粘成分、安定成分などが配合されています。
グルートラブルを避けるためにも
海外製グルーや国産グルー、どちらも使いやすく持続性に優れているものが良いですよね。
国産のグルーの方が良いとは一概に言い切れませんが、サロンで「当店では国産のグルーを使用しています。」とお客様へ伝えると安心される方が多いのも事実です。
お客様から『こちらのサロンでは、どんなグルーを使っているんですか?』と聞かれることは少ないですが、万が一グルーアレルギー反応が起きたお客様がいらっしゃったら、眼科医に伝えるためにも聞かれるかもしれません。
使用しているすべての配合成分を把握することは、難しいですがせめて使っているグルーの主成分は知っておくようにしましょう。
施術には安心して安全にできるグルーを使おう!
グルーを購入するときは、主成分表記がきちんとされているグルーを買うようにしてください。
きちんと表記されて、施術に特に問題ないグルーであれば、海外製の激安グルーでもいいと思いますが、少しでも異常を感じたら使用しないようにしましょう。
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